近視 子供 原因

近視の原因として考えられているもの

近視の原因として多く挙げられているのは「環境説」と「遺伝説」となりますが、他にも様々な説がありますので、こちらではそんな近視の原因とされるであろう説をご紹介します。

栄養説
幼児期に炭水化物を摂り過ぎたことで、高インスリン血症が慢性化したことが原因。
照明説
寝る時、電気を点けたまま寝る習慣により、幼児期に長い時間網膜が光にさらされることで近視が起こる。
徴兵説
戦時、視力に問題なく良い人から徴兵され死亡率が高くなったのに対し、近視の人は死亡率が低かったため最近では近視の人が増えている。
体格向上説
一昔前に比べ現在は体格が向上した分、眼球の大きさも大きくなり軸性近視が増加した。
農耕民族説
農耕民族である日本人は、狩猟民族に比べ遠方がハッキリ見えずとも良い機会が多いため、近視の遺伝子が淘汰されない。

これらが少ないながらも近視の原因とされるのでは?として挙げられている説となります。

近視の原因はひとつではありません

近視の原因とされる説には様々ありますが中でも毛様体筋の緊張が原因とされる環境説の場合、その凝った筋肉の緊張をほぐすためのマッサージなどをすることで近視を回復できることになりますよね。しかしこれは医学的効果が認められているものではありません。

また遺伝説の場合であれば、両親が近視ならその子供も確実に近視になるはずです。しかし実際にこれは「絶対に」と言えるものではありませんし、同一の遺伝子を持つ一卵性双生児であっても近視になるのは片方のみということもあります。

そのため環境説、遺伝説のいずれにしても「これが原因である!と言いきれるものではない」ということになります。また現在では「環境的因子+遺伝的因子」のように、これら両方が複雑に絡み合い近視になっているのでは?という意見が多いようです。

近視の進行について

近視は18~25歳と成長期を終える時期に「眼軸の伸び」と「屈折値」の進行が止まり、それ以降大きな変化は見られないとされています。また近年は近業が少なくないため25歳を超えた後も近視が進行するという説もありますが、こちらは定説にまでは至っていません。

そして眼科医によっても近視の原因は意見が分かれるところです。「遺伝的要素のみが原因になっている」とする眼科医もいますが、これは最近の子供の近視の急激な増加を説明できるものではありません。

このように原因については様々な説が飛び交っていますが、いずれも定説に至るものではありません。また現在は「環境要因を除くことで近視の予防に繋がるか否か」について具体的な研究が進められている段階ですから、その結論が出るのはまだ先になることでしょう。